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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第十一回・弐】うらうらら

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ガスッ!!!!

「ガハッ!!;」
ヨシコの右手から綺麗に繰り出されたストレートパンチが中島の顔面を直撃した
「…一般的に見ればソコは平手打ちが妥当だと思うな俺」
何故か冷静に京助が言う
「んなにすんだよッ!!;」
鼻の部分を押さえながら涙目の中島が怒鳴る
「鼻血でてねぇのか面白くねぇ」
「やかましいッ!!;」
面白そうに言った京助に中島が怒鳴った
「むかつくわッ!! お礼なんか言わないわ!! そうよ!! 絶対言わないわ!!」
ヨシコも声を上げて怒鳴る
「なにがむかつくんだよ!! それはこっちのセリフだろが!! いきなり来ていきなり殴られて!」
負けしと中島も返す
「ゆーちゃんもむかつくわ! でも私もむかつくのよ!! よくわからないのもむかつくの!! そうよよくわからないでむかつくの!!」
「じゃぁ何か!? 俺はよくわからないむかつきで殴られたのか!?」
ギャーギャーと怒鳴りあう二人を見て京助が頭を掻いて溜息をつく
「むかつくのに…ッ!! むかつくのに会いたかったのよ!! それがむかつくの!! でもお礼は言わないわ!! むかつくものッ!!」
「何のお礼だよ!! むかつくむかつくばっかじゃん!!」
「…近所迷惑なんじゃねぇのか?」
京助がボソッと言うと中島がぐっとこらえてフンっとそっぽを向く
「…帰れよ」
「言われなくても帰るわ!! そうよ! 帰るわよ!!」
そっぽを向いたまま言った中島にヨシコが京助の腕を引っ張りながら怒鳴る
「何しにきたんだ結局;」
吉祥に腕を引っ張られながら京助が呟く
「京助もご苦労なこって」
中島が言うとヨシコがキッと中島を睨みそれに気づいた中島が顔をそらした
「大嫌い…ッ」
そう呟くとヨシコが京助の腕を引っ張って歩き出した
「…オイ; 逆方向;」
引っ張られながら京助が言った