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ウエツグ上次
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novelistID. 33611
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museum

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A「そうそうそう!まさか会えるとは思ってなかったので、テンションが上がってしまいまして!!ね!」
B「うん!」AB満面の笑み。
C「ぬぁ。そうだったか。まぁ、ファンになるのは、おまえらの勝手だが・・・。」
  どうやら、まんざらでもない様子。
 「おれは、ファンなんてものぁ好かねぇけど。」
AB 期待通りの反応という感じで、喜ぶ。
 「ひねくれてるなぁ~」
C「あん?なんかいったか?」
B「いえいえなにも!」
C「そうか。おれぁ、そんなに有名か?」
A「はい!とても。」
C「ほーん。ま、人にどう思われようが俺にはどうでもいいが。」
AB「うぁー。ひねくれてるなぁ~」
喜びながら。
B「この後は、何か予定でもあるんですか?」
C「あぁ。大抵は忙しくしてるかな。」
A「忙しい忙しいと言ってる人は、ほんとに忙しいか、忙しくないけど忙しいって嘘をついてるかのどちらかです。」
C「あ?」
B Aをじっとみて
「うん。…ごめん。シカクちゃんちょっと黙ってて。」
A「うん!・・・・・。」
B「(Cに向かって)あぁ。すいません。」
C「ああ。」
A「まわるのは扇風機です。」
B「うん。黙ってろ。」
A「うん!!」にっこりと笑う。
B「ほんとにすいません!」
C「んあ。べつにいいよ。んなもん気にするような男じゃねぇよ。」
B「すごいかっこいいですね!」
A「あ!男だ!」
C「知ってるよ!・・・・・んで?」
B「え?」
C「あれだよ、ほら、なんだ。なんか俺に予定があっちゃいけねぇのか?」
B「あぁ! あ、はは。いや。あなたみたいな方にお会いできる機会は本当に少ないで、もう少しお話を聞きたかったんですが・・・・・(ぱっと明るく振舞って)いえ、いいんです。それは、お忙しいですよね!当然だ!はははははは。」二人とも急にとても悲しそうな顔。
C「あぁ、あぁ、あぁ。大丈夫だ。少しぐらいなら、お前らに付き合ってやるよ。」
B「(けろっと明るくなり)ホントですか?」
C「あぁ。」
A「本当だったりしたりだったりするんだったりするんですか。」
C「う・・・ん。ああ。」
B「あ、でも、いいんですか?・・・・あの、その、ご用事の方は・・・・」
C「その辺は大丈夫だ。俺が言えば予定なんてなんとでも動く。 おめぇらみたいに、可哀想なやつらをほっとくような男じゃねぇよ。」
A「あ!男だ!」
C「知ってるよ!・・・・・・なんだ?こいつは?バカか!」
B「あ。はい。」
A にっこり。
C「ならしょうがねぇな。・・・あ、あと、勘違いすんじゃねぇよ、お前らが気に入ったからってわけじゃねぇからな!あんまりにもお前らがかわいそうだったから、情けをだな」
AB「うぁー。ひねくれてるなぁ~」
C ちょっとむっとする。電話がかかってくる。SE(電話のコール音)
 「ちょっと、すまん。」電話に出て、奥の方に移動。
A バカっぽい笑みから素の顔になる。
C「(電話の相手に)あぁ。うん。ん?そんなもん自分でできるだろ。(二人の会話中は適当に相槌。)」
A「どうやら、本物みたいだね。」
B「うん。行動も文献に当てはまるところが多い。本物だ。」
A「決まりだね!」
 二人にっこり。
C「俺が知るか!!おれぁ、他にやんなきゃいけねぇことができたんだよ。・・・・あ~。テレビはあれだ。叩いとけ。・・・配管はー。輪ゴムあるだろ?それでくるくるっと。なぁ?わかったか?あぁ。あん。あい。あいあい。んじゃ。」
元の場所に戻る。
B「あの。やっぱ。お忙しいんじゃ・・・。」
C「ああ。いい、いい。こんなぁもんは。」
A「あ、あ、あの。」
C「なんだ?もじもじして、どうした?」
B「す、すごく言いづらいんですけど・・・・・。」
C「だからなんだ!?言ってみろ。」
AB なにやらそわそわ。
C「ああ。めんどくせーなぁ。 お れ が 気になるから、言ってくれって言ってんだよ。 はぁ、久々に正直なこと言っちまった・・・。」
B「そ、それなら・・・。言いますね・・・・・。」
AB「ぼ、僕らとお友達になってください!!」
C「・・・? お友達だぁ??なんで俺がおめーらなんかと・・・。」
A「だめですか?」
C「・・・・・。」
B「やっぱ、だめですよね。あははは。」
C「別になってやらねー。とは言ってないだろーがよ!!」
AB「(ぱっと明るく)え!?」
C「だから、なってやらねーことはねぇって言ってんだよ。あれだぜ、お前らが、あまりにもかわいそうだから」
B「わかってます!!」
A「ありがとうございます!!」
C ABとは別方向を向きやたら嬉しそうにうねる。
AB「ひねくれてるなぁー。」
C「お、お友達なんか。う、うれしくねーからなぁ!!」
AB「ひねくれてるなぁー。」
C「嬉しくなさすぎて、こう、唇とかが裏っ返ったり・・・。ひねくれてるなぁー。(勝手に一人で楽しそうに)」
B「いや。ちがうでしょ。」
A「それは捲れてるだね。」
C「あ、わ、あわわ、あっあー!!ああああああ(泣く、屈む)うわああああああああああ!!(寝そべる。)・・・・・。(落ち込む)」
B Cの肩に触れようとする。
C 起き上がり
 「間違えてねーよ!わざとだよ!わざとぉぉ!! 落ち込んでもいねーからなぁ。」
AB「ひねくれてるなぁー。」
C 後ろを向き、楽しそうに
 「ひねくれてるなー。」
AB「ひねくれてるなぁー。」
C「ひねくれてるなー。」
AB「ひねくれてるなぁー。」
C「ひねくれてるなぁー。」
AB「ひねくれてるな」
C「もういいよ、飽きたよ。・・・ででで?」
B「へ?」
C「なんかまだ俺に言うことがあるんじゃないのか?」
B「えっ!なんでわかったんですか!?」
C「そ、それは。ともだちだから・・・・・。おめーらは分かりやすいんだよ!!思ってることがすぐ顔に出て。すぐわかるわ!!正直すぎるんだよ!!」
A「えへへへへ。あ、それでですね。僕ら、あなたにお礼がしたいんですけど・・・・。」
作品名:museum 作家名:ウエツグ上次