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察人姫-第壱話-

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「え、その話本当!?」
「うん、確かに見たって」
「どうしたの?」
「聞いてよ、あの二人がここに来てるんだって」
「あの二人って……本当に?」
 ところかわって三年D組。
 体育の授業後、ホームルームを終えたばかりのクラスで盛り上がる集団が一つ。
「じゃあじゃあ、もしかして事件のことで来たのかも」
「だったら会いたいなー、浅蔵先輩に聞き込みされたいし」
「私もー」
「浅蔵先輩カッコいいもんね」
 そんな集団、女子の集団に近づく少年が一人。
「その話、詳しく聞かせてくれないか?」
「ア、アタル君……」
 その少年の名は佐伯中。
 保澄学園の生徒会長にして、ソラの弟である。



作品名:察人姫-第壱話- 作家名:朝朽 司