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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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OATH~未来につなぐシルベ~第一章(第7話・第8話(前半)

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 リディア、引き返す。

※イベント終了。操作が可能になる。

            ●

■ワールドマップ マノル街道<シーンNo.7-5>

 ヴロールを出て、マノル街道へと出た三人。
 街道を歩いている途中で、

リディア「あ!」

 リディア、立ち止まる。
 それにつられて二人も立ち止まる。

フェレル「どうしたんだよ、いきなり・・・・・・」
リディア「(フェレルに向かって)そういえばフェイ。あんた、レイナにちゃんと自己紹介をした?」
フェレル「おいおい、確かにしてねーけどよ・・・・・・こんなとこでするか、普通!」
リディア「今、しとかないとタイミングがないって絶対!ほら、早く!!」
 レイナ(す、すごい強引・・・・・・)

 フェレル、「はあ~」と、ため息をつきながら、

フェレル「・・・・・・ったく。しょうがねぇ、ワガママ女王様だなぁ~・・・・・・」

 フェレル、レイナを見ながら、

フェレル「俺の名はフェレル・リュックズィヒト。歳は19で、この幼馴染みの女王様と一緒に『ジャスティス』入団を目指しているんだ。まあ、こんなワガママ女王様をフォローするのが俺のポジションってわけ。後、俺の事はフェイでいいよ。よろしくな」
 レイナ「は、はい!よろしくお願いします」

 フェレルに礼をするレイナ。
 リディア、不機嫌そうに。

リディア「ちょっと~何度も何度も『ワガママ女王様』って言わないでよ~レイナに変な印象を与えるじゃないのよ~」
フェレル「(ムキになったように)俺は真実を言ったまでだ!」
リディア「ムキ~!だったら、あんたは冷たくて腹黒いわよ!」
フェレル「俺のどこが腹黒いんだよ!」
リディア「あたしにいっつも一言ムカッとする言い方をするだろ!」
フェレル「おまえだって、いっつも一人で勝手に事を起こして迷惑をかけるじゃねーか!」
リディア「なにを~」

 お互い睨み合う二人。
リディア、フェレルの交互に見ながら、この二人のやり取りを見つめるレイナ。
 そして、レイナ我慢できずに、

 レイナ「(叫ぶように)ケンカはやめてください!!」

 その場が妙に静かになり、黙ったままレイナを見つめる二人。

 レイナ「(体を振るわせながら)ケンカ・・・・・・やめてください・・・・・・!」

 レイナを見て、二人は熱が冷めたかのように、

リディア「(フェレルと同時に)す、すいませんでした・・・・・・」
フェレル「(リディアと同時に)す、すいませんでした・・・・・・」

 リディア、ため息をつきながら、

リディア「(目が覚めたように)ふぅ~、それじゃあ、気を取り直しますか・・・・・・」
フェレル「(目が覚めたように)そ、そうだな・・・・・・」

リディア、レイナを見つめながら、

リディア「ごめんね~恥ずかしいところを見せてしまって・・・・・・」
 レイナ「ははは、いいですよ~そんなの。お二人って仲がいいんですね、『喧嘩するほど仲がいい』って言いますし」

 二人は赤くなりながら、
リディア「(フェレルと同時に)仲良くない!」
フェレル「(リディアと同時に)仲良くねーよ!」

 リディア、呆れながら、

リディア「もぅ~どうしてルリさんに続き、レイナもそう思うのかね~恋人でも何でもないんだから、ホントに・・・・・・」
フェレル「全くだ!こんなガサツで凶暴でワガママなヤツ、絶対に彼女になんてしたくないね!」
リディア「ふんだ!あたしだって願い下げよ!!とにかく、マノーラにさっさと行くわよ!」

 リディア、この空気を強引に変え、マノーラの街の方向へと歩き出す。

フェレル「ほんと、強引な女だな!」

 やれやれと言った様子で、リディアを追いかけるフェレル。
 その二人を見つめるレイナ。

 レイナ(仲よさそうだけど・・・・・・この先、大丈夫かなぁ~)

 若干の不安を抱きながら、レイナは二人の後を追う。
 ※ここでイベント終了。操作が可能になる。

■築城都市マノーラ 西門<シーンNo.7-6>

 築城都市マノーラへと帰ってきた三人。

リディア「やっと帰ってきたわね~」
フェレル「ああ、ようやくだな・・・・・・」
リディア「さてと、さっそく支部がある市政運営所へと行きますかねぇ~」
 レイナ「・・・・・・」

 顔を下に向け、蹲るレイナ。それを心配して元気づけるリディア。

リディア「レイナ、そんな顔を何回やったって何も始まらないわよ!」
 レイナ「・・・・・・」

 リディア、レイナの右肩をポンと叩いて、

リディア「大丈夫だって!そんなに心配しなくても、何かあったらあたしがサポートしてあげるから、ね!」

 リディアにコクンと頷くのをレイナ。
 フェレル、レイナが頷くのを確認して、

フェレル「よし、それじゃあ行くか」

 三人はジャスティス支部がある、市政運営所へと向かう。
※イベント終了。操作が可能になる。

<街に出ようとした場合>

リディア「今、市政運営所にあるジャスティス支部へと向かわないとね」

 リディア、引き返して市政運営所にあるジャスティス支部へと向かう。
※イベント終了。操作が可能になる。

                  ●

■築城都市マノーラ 市政運営所2F 民衆自警集団ジャスティス マノーラ支部前<シーンNo.7-7>

 リディア、後ろにいるレイナを見つめる。
 レイナ、覚悟を決めたように、

 レイナ「はい」
フェレル「それじゃあ、入るぞ」

 中へと入るリディア。

 ※このまま『築城都市マノーラ 市政運営所2F 民衆自警集団ジャスティス マノーラ支部』のイベントへ進む。