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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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OATH~未来につなぐシルベ~第一章(第5話・第6話)

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 ソヴェットは目が見えず、レイナを抱えたまま咳き込む過激派から、力ずくでレイナを引き取る。

ソヴェット「レイナ、そのままルリの下へ行け!」
 レイナ「分かったわ!」

 レイナ、ソヴェットが走ってきた方角から、煙の中を脱出してルリの下へといく。

  ルリ「レイちゃん!」
 レイナ「ルリーっ!」

 ルリ、レイナを抱きしめる。

  ルリ「よかった、ソヴェットさんは!?」
 レイナ「ソヴェットならまだあの中に・・・・・・」

 白い煙が徐々に消えていく。過激派たちとソヴェットの状況が少しずつ表れる。
 その光景は、二人を困惑させるものだった。

レイナ・ルリ「!!」

 ソヴェットを中心に周囲に7人の過激派の連中が、ソヴェットに対して銃を向けている。
 レイナ「ソヴェット!!」
ソヴェット「ははは。こりゃまいったねぇ・・・・・・」
過激派A「運がないのはおまえの方だったな・・・・・・」
ソヴェット「(開き直ったかのように)ははは、違いねぇ」

 ソヴェット、後ろにいるルリに背中で伝える。

ソヴェット「(冷静に)・・・・・・ルリ、レイナを連れて避難所へ逃げろ」
  ルリ「で、でも・・・・・・!」
ソヴェット「(怒鳴ったように)いいから逃げろ!これしか方法はねえ!!」
  ルリ「・・・・・・」

 ルリ、黙り込む。
 レイナ、その光景にただただ体を震わせる。

 レイナ「(泣くような声で)ソヴェット・・・・・・」
ソヴェット「(レイナたちを見ずに)・・・・・・すまねぇな、レイナ。オレはこういう生き方じゃないと無理みたいだ・・・・・・約束、守れねぇみてぇだ・・・・・・」
 レイナ「(苦しそうに)・・・・・・そ、そんなこと言わないでよ・・・・・・」
ソヴェット「・・・・・・フッ、じゃあ俺からの、最後のアドバイスだ・・・・・・」
 レイナ「(悲鳴を上げるような叫びで)最後って言わないで!!」
ソヴェット「おまえが持つ『信念』を貫き、大切なものを守り通せ・・・・・・オレの分まで幸せになれよ・・・・・・」
 レイナ「(泣きながら)・・・・・・なによ・・・・・・そんなの、聞かないわよ・・・・・・わたしは、わたしは・・・・・・」

 囲んでいる過激派の一人がレイナたちに銃を向ける。
 二人が狙われていることに気づくソヴェット。

ソヴェット「!・・・・・・(怒鳴ったよう)二人とも、逃げろ!なんとしても、生き延びろ!!それだけで、人は救われるんだ!!」
  ルリ「(目を強くつぶりながら)・・・・・・」

 ルリ、レイナを抱えて、

レイナ「・・・・・・ル、ルリ!?」
  ルリ「逃げるわよ!!」
 レイナ「ちょっと、離して!ねえ!!ソヴェット、ソヴェットーッ!!!!」

 ルリ、レイナを抱えて全速力で走りだす!
 彼女の目から涙が溢れている。

ルリ「(泣きながら)うわあああああああああーっ!!!!」

 彼女は泣きながら、ひたすら走り続ける。
 中央広場。厳つい大男―ソヴェット・ゲシュオスを、街を襲った過激派7人がかりで円のように囲み、男に銃を突き付けている。
 彼は、笑みを出しながら、

ソヴェット「ふっ・・・・・・これで『想い』だけは、あいつらと共にあるな・・・・・・我ながら、柄にもなかったかな」
過激派A「覚悟はできているだろうな」

 引き金を引く構えを見せる過激派たち。
 ソヴェットは笑みをこぼしながら、

ソヴェット「(生意気口調で)へっ!覚悟ができてんのは、貴様らのほうだぜ!オレを失っても、この現実を―未来を変える力があるからな!!フハハハハハ!!」

 高笑いするソヴェット。
 この状況で余裕の表情で喋る彼に、憤りを感じる過激派。

過激派A「(怒鳴るように)撃て!!」

 ※銃声が響く中、画面が白くなる。

ソヴェット(声のみ)「・・・・・・また会おうぜ、レイナ・・・・・・」

 ※このまま、『ヴェノム海底遺跡地下 中間地点』でのイベントに続く。

■ヴェノム海底遺跡地下 中間地点<シーンNo.5-11>

リディア「(顔を下に向けながら)・・・・・・」

 後ろめたさを感じ、言葉がでないリディア。

 レイナ「・・・・・これが、わたしの過去です・・・・・・」
リディア「(顔を下に向けながら)・・・・・・」
 レイナ「(冷たい口調で)これで、わかったでしょう?わたしがどれだけ彼のために『ジャスティス』に入りたいかを・・・・・・だから『力』が欲しいんです。ひとりぼっちのわたしには、これしか方法がないんです・・・・・・だから・・・・・・」
リディア「(顔を下に向けながら、体を振るわせながら)・・・・・・ざけんなよ」
 レイナ「えっ?」

 リディア、レイナの胸倉をつかみながら、

リディア「(大声で)ふざけんなよ!!『力』を手にして何ができるんだよ!そればかりに溺れて、周りの人間の想いを見失っているんじゃあ、意味がないわよ!周りにいる人たちを見なさいよ!皆、『力』に頼らず、人の想いや『信念』を力に変えて努力している!そんな横着(おうちゃく)な事をしたって、何も得るものはないわ!自分でやってこそ意味があるんだよ!今のあんたの行動は、矛盾しているわよ!!」
 レイナ「・・・・・・!」

 リディア、涙をこぼしながら、

リディア「(レイナに向かって、大声で)・・・・・・確かに、ソヴェットさんの意志を継ぎたいという気持ちは痛いほど分かるわよ!だけどね、『力』よりも『心』を開かないと始まらないわよ!『心』を開ける人がいなくなって一人ぼっち?ふざけんじゃないわよ!!あんたの周りには、親父やルリさん、そしてソヴェットさん―あんたに『心』を開いてくれている人が、たくさんいるでしょ!なんで、それに気づかないのよ!あんたは、ひとりじゃないのよ!」
 レイナ「(苦しんでいるような口調で)でも・・・・・・私のことなんて、みんな・・・・・・」

 リディア、レイナから離れ、頭をかきながら、

リディア「(うんざりしているように)あ~もうっ!なんでネガティブに考えてばっかなのよ~」

 ※このままアニメーションムービーへ

〈アニメーションムービーパート3「一緒に・・・・・・」〉<シーンNo.5-12>

 リディア、レイナを抱きしめる。

 レイナ「!」
リディア「(優しい口調で)だったら・・・・・・あたしが側にいてあげる。あんたが言いたいこと、やりたいことをちゃんと受け止めてあげるから。ソヴェットさんみたいになれないけど、絶対に『ひとり』にしないから・・・・・・だから、一緒に目指そう、『ジャスティス』に入団することを・・・・・・」
 レイナ「・・・・・・ホントに・・・・・・?」
リディア「もちろんよ!あたしは、二言目は言わない主義だから。あんたの為に誓うわ。『友達』として」
 レイナ「ともだち・・・・・・」
リディア「そう。友達よ!」

 レイナ、リディアからソヴェットの面影を感じる。
 そして、自分の想いが溢れるかのように涙がこぼれる。

 レイナ「・・・・・・う・・・・・・うう・・・・・・」
リディア「(優しい口調で)ふふ。今はしっかり泣きな。肩かしてあげるから」
 レイナ「うわああああああああ」