俺とみこの日常 5話
それから数十日経った。
今日はクリスマスだ。
あれ、クリスマスイブを飛ばしていいのか?
という夢を見た…夢を見た。
初めてのパターンだな。コレ。
「…ん」
あれ?今日はみこが起こしにこなかったな。なんでだろ?
そう思って、みこの部屋に入る。
ガチャ
入ってすぐに気付く。
「あれ、なんだ。起きてんじゃん」
俺がそう言うのと同時にみこが”何か”を隠す。
「あ、おはよー」
「おい、今何を隠した?」
俺の目が狂ってなければ、あれはこの前の薬が入った小瓶だったような……?
「そーくんの目は狂ってます!!」
はっきり言われた。
いや、でも、もしもあの薬だった場合が…
「おい、それ、本当にこの前の小瓶じゃないのか?」
「あったりまえじゃん。それに、あの小瓶なら、そーくんがどこかに隠したじゃん」
…それもそうか。
「それじゃあとりあえず朝飯食うか?」
「うん!」
作品名:俺とみこの日常 5話 作家名:ざぶ