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「よし、そーくん。健太君の家に行こう！！」
そういや今日はクリスマスパーティーやろうって言ってたな。あれ？
「まだ早くない？それに、今年は太郎の家でやるんじゃ…」
「あ、その件なんだけど、太郎の家アパートだから止めとこうって。健太くんが」
あ、なるほど。でもなんで俺のとこにはメール来てないんだろう。っていうかいつメアド交換したんだろう。
「この前入れ替わったときに。それと、健太くんが、【めっちゃ可愛いマジ天使】みこちゃんと【クソ野郎】蒼大は【許せないが】一緒に暮らしてるし、どっちか片方だけでいいや。って」
そうかそうか。健太くんはよっぽど血祭りにあげられたいらしいな。仕方ない。俺が殺ってやろう。
「ちなみに【】の部分はあたしの勝手な妄想だから」
なんだ。そうだったのか。でも、この苛立ちは誰に向けたらいいんだ？みこ…は後が怖い。健太…後がめんどくさい。太郎…コイツだ！！
「あ、そしてなんで早く行くのかって言うと、健太くんにデート誘われたから」
よし。やっぱり健太にこの苛立ちをぶつけよう。うん。それがいい。
「まあ、嘘なんだけどね」
よし、やっぱり太郎だ。
「準備を手伝って欲しいから早く来て欲しいって」
そういうことか。
「ん。じゃあ行こうか」
「うん」