スターブレイダ―ズ
しかしさっきの攻撃でエネルギーも使い果たし弾薬も残っていない、補充をしようにもスター・キャッスルまでかなり距離がある、まさに打つ手が無かった。
「くそっ、ここで終るのか……」
シンジは歯を食いしばる、
すると目の前が光り輝くとゲッコウ5号機からあの攻撃が放たれようとしていた。
「や、やられる……」
シンジの手が震える、
そしてついに最後の時が訪れた。サテライト・ヘレボリスが再び放たれた。
一方、01―?の一番近くでゲッコウ3号機と戦っていたレナはシンジがやられそうになっているのが目に入った。
「シンジっ!」
レナはエンジンを全開させ02―Wで01―?に向かって行く、ゲッコウ3号機も後を追いながら02―Wを攻撃する、移動しながらの攻撃なのでクリティカルヒットは狙えなかったがライフ・ゲージは確実に減っている、
しかしレナは構う事無くシンジに体当たりし、そのままサテライト・ヘレボリスの射程から押し出した。
レナの行動にカイトは操縦席から身を乗り出して画面にくぎ付けになった。
「なにっ?」
しかもそれだけでは終わらなかった。02―Wを追ってきたゲッコウ3号機が自分の攻撃に巻き込まれてしまった。
「しまったっ!」
しかし今のカイトは失敗よりシンジとレナの事が気がかりだった。