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怪しい喫茶店~スピンオフストーリー

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「大佐!ここは正面から強硬突破ですか?」

「ま、そう焦るな!しかし、少佐のその意見!俺は好きだな!」

「はは、有難きお言葉、感謝いたします」

何を言っているんだ?オヤジとメガネは?と、ホント、俺は、こいつらと俺が、一応、一応友達であると言う事実が、この場になって、この状況になって、初めて!でもないか!な程、恥しくなった。

しかも、この高校内では絶対的に怪しい喫茶店内で、この見知らぬ、そして、本当は怖い極道の人達?のアジト内で正に手に取るように、三バカの様子を監視モニターと、多分、多分、超高性能隠しマイク?なのか、多分、多分、アメリカ軍の軍用ヘリコプターの中でも最強!であり、対戦車用のヒューイコブラに付いていそうなマイクで三バカの会話を拾って聞いているから、ハッキリ言って、こんなバカの会話を、こんなハイテクを使ってバカ会話を拾い聞かなくてもいいじゃないですか?ね?お客さん!

と、俺は一人、カウンターの中で恥しくて嫌~な冷や汗を腋の下から流れる感触を味わっていました。

「確かに、この辺で完璧に隠れることが出来るのは、あそこ、つまりエリア99!通称、怪しい喫茶店!だけだからな!それで、少佐の偵察状況を早速!リアルタイムで報告してもらいたい」

「イエスッサー!サンキュウサー」

何がリアルタイムだ?何がサンキュウサーだ。こいつら、改めてバカだ。

もはや隠しようが無い程のバカたれだ。

頼む!早くバカなガキどもは家に帰ってクソでもしてお気に入りのアニメや漫画でも見て、寝てくれ。

もう眠ってくれ!

「エリア99・通称、怪しい喫茶店は、ここからからの道路側に面した大きな窓ガラスからの店内の様子と、マジかに近付いてからの店内の様子とでは、かなり違います。
と、言うのも、近くでの店内の様子は、恐ろしく!恐ろしく、狭いのです」

「なに?まさか、そんなことが、ここからではそこそこの広さに思えるのだが、しかし、よくこの危険な任務を遂行してくれた。まかり間違っていれば、命を落とす処かもしれない。流石、命知らずなだけはある」

「お褒めに預かり、光栄です。所詮、兵士は!ソルジャーは使い捨てですから!」

「ま、同感だ!少佐!上層部は今でもぬくぬくとあのペンタゴンの空調の利いた部屋で、プレデターからの映像をモニターで見て、戦争ゲーム感覚だよ!」

「ハッ!そこは自分も同じ意見であります。しかしながら、自分はデスクワークが嫌いでありまして、最前線であり、戦場こそが自分の居場所だと考えております」

「ふふ、根っからの戦争バカが、ここにもいたか?私は貴様と、この任務に就くことが出来て光栄だぞ!」

「サンキュウサー!大変、嬉しいであります」

「あ、僕も、自分も、で、あります」

チビが、なんとか、メガネとオヤジの、大佐と少佐の会話ゴッコの輪に入ろうとしたのだが、またまた一喝されてしまった。全くトホホな奴らだ。

「そこでだが、諸君、今、少佐が言った意見通り、たまには命知らずな冒険的戦略に出たいと思うのだが、どうだろう?」

「イエスッサー」

オヤジの多分!近所迷惑なドでかい返事声と、チビのいかにも不細工で小太りな女が出しそうな金切り声的耳障りな声がミックスして木霊し、当然、モニターのスピーカーからもスピーカーが壊れるんじゃね~と言う位、音声が割れたような声が、喫茶店の確かに狭い店内にも木霊していた。