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怪しい喫茶店~スピンオフストーリー

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この喫茶店の都市伝説と約5つなのに、七不思議!

そう、この喫茶店は、怪しくて有名な喫茶店で、まず、この喫茶店の看板!が微妙に、いやいや、知っている限り、無いんですね。

もしくは、以前に、あった!あって!潰れた喫茶店をそのまま引き継いでなのか、なんなのかは分かりませんが、その潰れた喫茶店のそのまんま残っている店内のインテリアや機材をそっくりそのまま使ったんだろう、な、安易な感じで、特に店の前の上にある看板もどき?な、緑の薄汚れたナイロンの様なシートで出来た所に、以前のお店の名前が、違う緑色で塗り潰されていて、その上に現在のお店の名前!店名が記載されていないから、やっぱり怪しい喫茶店と呼ぶに相応しい、名無しの喫茶店なのだ。

因(ちな)みに、ホント因みに、俺が知っている限りの、同じクラスのミーハーな女子達が、あの女子高校生のキャピキャピしたノリで話している内容を、小耳にはさんだ情報では、完全に合っているのかいないのか、も、そもそも噂ですから、その信用度は限りなく低いんだけど、このドタバタ逃亡状態の最中だけど、状況を教えましょう。

まず、第一のこの喫茶店の七不思議は、店の玄関や外には無数の監視カメラがある。これは、本当にあったんですね!今ではその監視カメラか隠しカメラか分からない程のカメラから映し出された映像が無数って、約10台以上15台未満なモニターに映し出されていますから、本当、です。

第二位、じゃなくて第二は、お店の中で昼間っからAVが流れていた。これは、その噂の真相者がこの喫茶店に入って観た!と言う事なのだろうか?この喫茶店内にお客様用テレビがあったかどうかは、まだ、確認中だし、今現在はそのAVビデオ、エッチな映像は流れていませんから、バツじゃないけど△ってところか、所謂、未確認状態です。

その三!は、喫茶店の前に時おり高級リムジンが止まり、一流モデルが入るのを目撃した者がいた。

これも、観た人がいた!だから、実際に僕が!私が!見ました!な目撃者情報ではなく、あくまでも観た人を知っている?レベル!または観た人の話を聞いたレベルと言う、伝達の伝達の伝言ゲームで、なんだか本当に観た人に辿り着くことは出来無そうな情報です。

そして、やっぱり、今現在は、その状況に出くわしていないから、これもまた未確認情報で、△です。

お次は、この怪しい喫茶店の七不思議、第四で、一見さん、お断りの時が、店主の気分であった!です。

これはこれは、真実味が可也(かなり)あります。

ま、今の処は強引に店の外に追い出される状況ではないし、むしろ反対に、ある意味、お客以上!従業員未満!な感じでカウンターの後ろに匿(かくま)われているんですから、ちょっとした歓迎!ムードとは、程遠いか!

たまたま、この謎の常連客?がいたからこんな感じで匿われているんだけど、あの、ぶっきらぼうな声と態度は、やっぱり、ここのマスターだったことが分かったし、もしも、この場にマスター一人だったら、俺はあっけなく野良犬のように、どこの馬の骨か分からない高校生男子を「しっしっ」っと追い払ったことだろうと、なんとなく想像が着いちゃいそうだから、半分正解!かな?

最後に、って、俺が知っているのが、これから話す第五までだから、もしかしたら、本当に七不思議な程、七つの不思議がこの喫茶店にはあるのかもしれないけど、ま、しょうがないじゃないですか!俺は基本的に、そんな都市伝説とか、ホラーとかミステリーとか言った不思議話?な如何にも女子高生が嵌りそうな話題が苦手なんですね。

と、自分の嗜好を、心の叫びを暴露しましたが、そんなこんなで第五は、ごくごくたまに、ボンテージファッションの超美女がウェートレスしている時があった!

だけど、このあった!と言うことは、この喫茶店の相当の常連客じゃないと、こんな言い方は出来ませんよね!しかも、喫茶店七不思議・第四で、一見さんのお客をことごとくシャットアウトしそうなマスターのノリは個人的にも体感したのだから、無い!無い!な感じです。

と、思いながらも、カウンター内に身を隠しながら、十数台はあるモニター映像を見て、奴ら、三バカ達が諦めて、帰ることを早く期待していたし、その後、一応、この怪しい喫茶店で、一杯お幾ら価格なのか分からないけど、ホットコーヒー?か、安いのであればソフトドリンクでも頼んで、速攻で飲んで、速攻で帰宅したいと、そのことだけを考えていたんですね。

俺は!しかしながら、奴ら、悪友、三バカトリオは、狙った獲物は逃さない!そんなキャッチフレーズなんか考えながら、自分のオリジナルテーマなんかを特にメガネとオヤジは頭の中に何回も何回もリフレインしているがごとく、停止しているママチャリで三人は、と言っても殆ど、メガネとオヤジが話し合っていて、たまに意見を言うチビに対しては、黙れ!と一喝するシーンまでもがモニターに映っていました。

しかもしかも、この監視カメラ、手動ですか?どんどんとモニターに映った彼ら、奴ら、三バカの姿がアップになって映し出されてきて、今度はなんと、突然、彼らの話合っている、ミーティング状態のメガネとオヤジが、いつもの神妙な表情を作り、如何(いか)にも、どこかのって、彼らとしては米軍の特殊部隊とか?CIA直轄の精鋭部隊になったような感じで、喋っている会話が、音声が聞こえてきたんですね。

おいおい!ホント、びっくりなテクノロジーをこの喫茶店内で展開されてしまいました。

「どうしますか?大佐!ヤツはこの十字路を左に曲がって、数十秒の内に見失うと言う事態にあいなりました」

「落ち付け少佐!ヤツは絶対、この近くに今も潜伏している筈だ、ところで、あの一番怪しい喫茶店の内部状況はどうだったか、早速、報告してくれ」

「イエスッサー!」

う~ん、英語の試験点数が異常に悪いオヤジが、イエスッサー!と返事をする時点で、かなり爆笑状態だが、このアウェイの喫茶店内のカウンター内の身の俺は、笑いをぐっと押し殺して肩をヒクヒクしていた。

「噂通り、この喫茶店には、なにかあります、しかもとてつもない、何かが、と言いますのは、この喫茶店には、いや、この喫茶店周辺には、無数の監視カメラ、及び、隠しカメラが設置されています」

「確かに、あの、喫茶店玄関のこれ見よがしな監視カメラと、その近くにある、超小型隠しカメラの存在は、素人では全く見付けることの出来ない代物だな」

メガネの殆ど出鱈目な発言に、モニターを見ていた常連客が、感心したように、

「ほ~、よく見破ったな!」

と言ったから、俺としてはそっちの言葉に、おいおい、ここは一体何なんだよ~と、一応、常連客の、そこのあなた、そこのおにーさんは一体誰なのですか?な、感じで振り返って俺は凝視していた。

「凄いね!君のお友達?!」

「いや、あの、奴ら、全くの出鱈目(でたらめ)ですよ!あのバカらは、単なる映画の見過ぎなんですよ!それに、今の日本でそんなことある訳ないじゃないですか?」