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吉葉ひろし
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別れの殺意
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翌日の昼休みに達也は大家に呼び出された。
外の喫茶店である。
「昨日の事セクハラよね」
「君から誘ったんだよ」
「そんなこと覚えてないわ」
「同意だよ」
「お酒がんがん呑ませたのはパワハラよ」
「君が呑むから注いだんじゃないか」
「訴えてもいいけれど、お金で解決してくれればいいわよ」
「いくらで?」
「会社を首になるよりいいでしょうから、500万円くらい」
「丸一つ多い」
「負けて300万までよ」
「払えないよ」
「1ヶ月以内に用意して、結婚資金なんだから」
作品名:
別れの殺意
作家名:
吉葉ひろし