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「ふう」
お風呂からあがって、（まあもちろん身体を拭いてから）そーくんから借りたパジャマを着る。
そして、リビングに入る。すると、そーくんが、
「何に頑張るんだ？」
と聞いてきた。が、もちろん答えられるはずがない。適当に答えておく。
「えっとね、明日あるテスト！」
まあ、実際に明日は期末テスト初日だ。
「そっか、頑張れよ…ってあれ？」
あ、忘れてた、そう言えば。
「テスト受けるの俺じゃん！！！」
「あ、そうだった。そーくん、頑張って！」
「頑張ってじゃねえ！！！」
「問題、わかるでしょ？」
「おう、余裕だ」
「ならいいじゃん」
「おう…？いいのか…？」
いや、ほんとはよくない…はず。でも、こんな事になったんだから頑張ってもらおう！
あ、まさか…
「そーくんも、明日テストとかじゃないよね……？」
フラグが立った。というか立てた。
「いや、テストは明後日から」
あれ？テストありますフラグだったのに。いや、でも、
「よかった。めんどくさ……高校の問題なんてわかんないから安心した」
「お前今めんどくさいって言おうとしたろ！！？」
「き・の・せ・い♪」
「俺の顔＆声で言っても可愛くない！！」
ん？おや？ってことはいつもは可愛いと思ってくれてるのかな？
「とりあえずそーくん」
「ん？」
「ご飯お願いします！」
「あ、おう」
意外とすんなり引き受けた。