俺とみこの日常 4話
「ふうー」
さっきも言った通り、最近どんどん寒くなってるから、お風呂が温かく、気持ちいい。
「あたしがそーくん(の身体)に何かするわけないじゃん、心配性め」
あたしも人の事言えないんだけどね。
「はぁ…」
『そーくんが読心術を使えなかった。』
それはそーくんが3つめの条件をクリアできてないから。
その”3つめの条件”………それは、
『相手に好意がある』
だ。
前にそーくんの前で言えなかったのは、こういう理由があるから。これを言うという事はつまり、
『あなたの事が好きです』
と言うのと同じ。
あたしはそーくんの事が好きだから、使える。でも………。そーくんは使えなかった。つまり、
『あたしに好意を抱いていない』
ということになる。
まだ片思い…ってそれもそうか、知り合ったの自体最近だし。
でも、いつかはそーくんを振り向かせ、そーくんの彼女、いや、お嫁さんに。それがあたしの目標。
「よし、頑張るぞ~~~~!!!!」
ちなみに、身体を洗ってて判明した事が一つ。あたしの胸とそーくんの胸、サイズはあまり変わらない。(いや、あたしの方が少し大きい………はず)
作品名:俺とみこの日常 4話 作家名:ざぶ