俺とみこの日常 4話
注:この辺りから口調が元に戻ります。
「直(じか)に触った?あたしの胸どうだった?」
「うん。見た目に反して柔らかかった」
素直。でも途中余計。
「って何言わせるんだよ!!」
「自分から言ったよ?」
「………」
黙った。
「あ、いや、身体を洗う時に絶対触るだろ?」
うん、触るね。絶対。”布越し”に。あたしのサイズだったら故意に触らない限り、普通は、ね。手からこぼれるほどのサイズでもないし。
でも、ここはわざと、
「それなら仕方ないね」
「そう、仕方ない」
あ、そうだ。言い忘れてた。
「そーくん、寒くない?」
そーくん(見た目はあたし)は今、下着姿だ。上着を持って行くのを忘れてたみたいだ。
「うわっ、忘れてた!」
そう言うと、(あたしの)パジャマを出してきて着ていた。
ちなみに今は12月、最近どんどん寒くなってる。
「そーくんも上がってきた事だし、あたしもお風呂に入ってこようかな」
「おい、一応言っておくが、変な事するなよ?」
失礼な…ってあたしも言ったか。
「するわけないでしょ?」
「ならいいけど…」
作品名:俺とみこの日常 4話 作家名:ざぶ