小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

アイラブ桐生 第二章

INDEX|10ページ/13ページ|

次のページ前のページ
 


 輪島?・・


 能登半島・・・だ。 
 ということは、石川県だ!。





 もうすこしで急ブレーキを踏むところでした。

 おい・・能登半島かよと、
レイコを問い詰めると、
「遠すぎるの?」と、涼しい目が見つめてきました。
少しだけ鼻にかかっていて、
かすれた声の返事です。

 「それとも、
 そんなに、休みがとれない?」

 まっすぐなレイコの目がさらに迫ってきて、
まじまじと、穴があくほど顔を見つめられてしまいました。
まァ、仕事は・・・
祭りの最中は開店休業中みたいなものだから、
明日の朝にでも電話をすれば、3日くらいは休めるだろうと、
目線を外して返事を返しました。

 「じゃァ、連れてっ。」

 それだけいうとレイコはまた、
窓ガラスに顔をくっつけたまま、真っ暗な外を見はじめました。


作品名:アイラブ桐生 第二章 作家名:落合順平