小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

信長、蘇生せよ、この悲観の中に

INDEX|85ページ/111ページ|

次のページ前のページ
 

「へえそうなんだ、京を血で染めると彫ってある金印の事か、なるほどなあ、天下布武の実行のための象徴として、それが必要なのか、奈美ちゃん、直ぐに地下道へ行ってみようよ」

こうして高見沢と奈美は、再び本能寺の地下道へともぐり込んで行ったのだ。

そしてそこで二人が目にしたもの、それは心臓が飛び出してしまうのではないかと思うほどの驚愕。

なんと信長が地下道で、金印をしっかり握り締めて … 死んでいた。

しかも、腹を十字に切って。

クローン・織田信長の見事な切腹だ。

そして、その信長の横には、遺書が放り投げられてあった。

高見沢と奈美は遺体に手を合わせ、驚きの中で遺書を開き、じっくりとそれを読む。