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信長、蘇生せよ、この悲観の中に

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そんな時に、好奇心一杯の奈美が容赦なく質問をぶつけて来る。

「信長君、本能寺の変の真実は一体何だったの? もうそろそろ歴史の封印を解いて、本人自らその真実を話してくれても良いでしょ」

信長はじっと考え込んでいる。
その後突然に、その質問を要領よく高見沢に振って来る。

「奈美姫、そうだなあ、時代も変わったことだし、そろそろ歴史の真実を語ってみようぞ、いやしかし、ここはその前に、拙者の興味としては、高殿の謎究明の御高説をまずは承りたい、高殿、本能寺の変とは、如何推察召されておるのか、言わらっしゃい」

それにまたまた奈美が調子を合わせて、「日本一の戦国ミステリー、高見沢さん、本能寺の変を一体どう推理しているのよ、ちょっと聞かせてくれない」と切り込んで来る。

「俺の推理か、そんなの本人のいる前で話しても良いのかなあ」
高見沢はなぜか躊躇している。

「高殿構わぬ、聡明叡智なる貴殿の思いなすところを、申してみよ」と信長が催促して来た。

それに対し、高見沢は案に相違し、「それじゃ遠慮なく」と頬を緩ませ話し始める。