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少女機械人形コーパス 第二幕

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花立
「ああああ…あああああああ!!!」

<<パイロットはこの音にやられて身動きすら取れない。>>

黎苑
<どうやれって言うのよ!私にどうしろっていうの?!>

<<取引をしよう。>>

黎苑
<取引…?>

<<そうだ。応じるならばお前の醜い心の内をパイロットの脳に送り込む事はしない。この女も音の苦しみから逃れられる。>>

黎苑
<何が望みなのよっ!?>

<<お前の…>>


一瞬の間をおいたかと思うと、音は止み静寂が急速的に訪れた。
花立
「な…に……。」
突然の変化に花立が戸惑う中、デーケルターレはその体から光を放ちヴィロネカートは盛大に弾け飛んだ。
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!

土方
『何?!』
オペレーター
『わかりません!しかし…』
土方
『何が起こっていたというの…。』
アルカシステムが遮断され暗くなったコクピットの中、花立は一人荒い呼吸を整えようとしていた。
花立
「はぁ……はぁ……はぁ……。」
花立
(何だったのよ……どうして急に……?)
花立
(私は…何もしていないのに……。)
花立
(何なのよ……あれは………)
音が消え、ヴィロネカートははぜる。