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少女機械人形コーパス 第二幕

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<<そうかな。ならばお前の記憶を見せてやろうか。>>

<回想セピア>
5年前
「美希ちゃん、すごいわ。」
黎苑
「どうしたの?」
「美希ちゃんね、ピアノが認められてCエリアから出られるんですって!」
黎苑
「え…?」
花立
「由加里?」
黎苑
「イヤ…イヤだよ…!わたし、美希ちゃんがいなくなったら…ここで一人ぼっちだよ!」
「何を言ってるの由加里ちゃん。お友達なら応援してあげなくちゃ。」
「そうよ、由加里ちゃん。さぁ、笑って。」
黎苑
「イヤ…!イヤイヤイヤイヤーーーーーーーー!!」
花立
「由加里…。」
<セピア終>

<<あの時のお前は実に醜い。どうすれば足を引っ張る事が出来るかを瞬時に判断し、実行した。>>

黎苑
<違う!違う違う違う!>

<<全て計算ずくだ。ああやってお前が泣き叫べば、心優しい花立美希という女は必ずお前を見捨てはしないと。>>

黎苑
<違うわ!私は…本当に!!>

<<羨望と憎悪は同じだよ。恥じる事ではない。>>

音の波がより一層大きくなり、花立の体を貫く。
花立
「あああああああああああああああああああああああ!!!」
黎苑
<美希!>

<<どうした?私を倒さねば未来はないぞ?>>