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黎苑
「美希、美希っ」
花立
「ん…？」
黎苑
「美希、起きて。こんな所で寝ていたら風邪をひいてしまうわ。」
花立
「あ…由加里？…そっか、私。」
黎苑
「どうしたの美希？私に用があるなら声をかけてくれれば良かったのに。」
花立
「あはは…。邪魔しちゃ悪いと思って。こっそり聴いてたら音色が気持ち良くってさ。」
黎苑
「美希…。とにかく中に入って。」
花立
「いや、いいよ。ちょっと来ただけだから。」
黎苑
「だめ。」
花立
「でも、由加里はリハとか忙しいでしょ。」
黎苑
「もうっ、とにかく入って。」
花立
「…はぁい。」