小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

少女機械人形コーパス 第二幕

INDEX|72ページ/115ページ|

次のページ前のページ
 

同日
午前0時00分
コーパス 廊下
<尾ヶ崎立ち絵あらわれすぐにフェードアウト>

野柳
「ん?」
野柳
(今のは尾ヶ崎参謀。こんな時間に…この先は懲罰房くらいしかないが…。)
野柳
(あの娘ならば何らかの細工をして懲罰房に侵入くらいは出来るだろうね。)
野柳
(ちょっと左文字でもからかってやろうかと思ってたけど、これは先に彼女の処理を急いだ方がよさそうだな。)
<SE足音>

2月24日
午後12時00分
ブーッ! ブーッ! ブーッ!
<SE/警報音>
コーパス 廊下

アナウンス
『緊急事態発生。緊急事態発生。総員デーケルターレ発進準備。作戦No,12…』

コーパス 作戦本部
作戦本部のメインモニターには手の無い蛙のような形状の、白くでっぷりと膨らんだヴィロネカートの姿が映し出されていた。
土方
「今回は『楔の悪魔』左脚からの変質…。前回までと比べて随分と膨らんだわね。…パイロットは?」
野柳
「今回は東堂君を使うよ。」
土方
「了解しました。」
土方
「パイロットは東堂」
東堂
『すでに搭乗は完了してる。』
花立
『ちょーっとー!せっかくドッグまで走ってきたのにー。私なんか前回怪我もなくて無敵の天才なのにー。また東堂なワケー?』
土方
「遊びじゃないのよ。東堂君、準備はいいかしら?」
東堂
「全て良好です。」
土方
「了解。」
オペレーター
「システムオールクリア。異常なし。
デーケルターレ発進準備完了!」

池峰
「デーケルターレ発進!」

<スチル・ケージから地上へ昇るデーケルターレ
SE昇降音>
キュイィィィィィィィィィィン

<背景荒れ果てた地上・デーケルターレ直立>
ドゥッン
<SEデーケルターレ着地音>
東堂
「っ。」
地上へと排出された衝撃から解き放たれると同時に東堂は、ヴィロネカートの姿を確認する。