少女機械人形コーパス 第二幕
第二幕 第三場 Intellectum valde amat.
3月4日
午後08時00分
コーパス シュミレーションルーム
土方
「お疲れ様。入力も終わったし、上がっていいわよ。」
尾ヶ崎
「はい、では失礼します。」
ウィィィン<SE>
コーパス 廊下
尾ヶ崎
「ふぅ…。」
尾ヶ崎
(東堂くん…)
回想<セピア>
東堂
「理由も無く俺の監視か…?だとしたら趣味が悪すぎるな。それとも参謀殿は俺に惚れてらっしゃるんですか?」
パチンッ<SE平手打ち>
尾ヶ崎
「……っ!ごっ、ごめんなさいっ。」
東堂
「…どうぞ。お気の済むまで。」
尾ヶ崎
「!いやっ、離して…!」
東堂
「お前が知ってる事、全部吐いたら離してやるよ。」
尾ヶ崎
「何…。」
東堂
「有宮はどうしたって聞いてるんだ。
組織の全てを知らなくても、それ位は知ってるはずだろ。…尾ヶ崎参謀。」
尾ヶ崎
「知らないわ…。本当に…。大体、有宮さんとコーパスと何の関係が?」
東堂
「……っ!」
<セピア終>
作品名:少女機械人形コーパス 第二幕 作家名:有馬音文