少女機械人形コーパス 第二幕
???
「佐路さんは急用で、こちらを離れてます。
わたくしはその間、この子の面倒を見ているものです。」
サンディ
「クゥーン。」
花立
「そう…ですか。」
???
「失礼してもよろしいですか?」
花立
「あっ…はい。すみませんでした。」
サンディ
「クゥーン…。」
花立
「サンディ?」
サンディ
「ばう!」
???
「休んでいたもので…本当に失礼します。」
ウィィィン<SE>
花立
「あっ…。」
821号室前 廊下
花立
「…どこに行っちゃったんだろ、のぞみん。」
花立
「サンディまで置いてくなんて。」
花立
(それにしてもあのサンディが側を離れないなんて…。)
花立
(あのお婆さん、のぞみんの親戚か何かかな。)
花立
(そっか。のぞみん親戚が見つかってCエリアから出れる事になったのかな。)
花立
(手続きとか…色々あるもんね。でも…だとしたら、お祝いしてあげたかったな。)
花立
(動物の映画でも見ながら…。)
作品名:少女機械人形コーパス 第二幕 作家名:有馬音文