少女機械人形コーパス 第二幕
同日
午前11時20分
コーパス 医務室
医務室長
「いやぁ、素晴らしい。デーケルターレに乗りながら全くの無傷。検査の結果も問題ない。」
土方
「医務室長、ありがとうございました。さ、花立さん行くわよ。」
花立
「はーい。それじゃ、お世話になりましたー。」
医務室長
「あぁ、気を付けて。」
ウィィィン<SE>
コーパス 廊下
花立
「いやー、私ってば不死身なのかなー?美人薄命とかって言うけど、アレって嘘みたいですねー。」
土方
「調子にのってると痛い目みるわよ。」
花立
「コワッ!こんな時くらい労いの言葉の一つもかけてくれてもイイんじゃないかなって思ったりするんですけど〜。」
土方
「労いね…。まぁいいわ。それじゃ今日は自室で休みなさい。」
花立
「お休み?ラッキー!」
土方
「…あなたも色々思う所があると思っての休息よ。くれぐれも節度を守るように。」
花立
「はーい。それじゃ!しっつれいしまーす。」
タッタッタ<SE足音花立去る>
土方
「全く…。」
土方
「無邪気なものね。」
作品名:少女機械人形コーパス 第二幕 作家名:有馬音文