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少女機械人形コーパス 第二幕

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3月3日
午前09時05分
コーパス 総司令室

野柳
「今回の戦いは実に素晴らしかったですね。」
池峰
「全く、予想だにしなかった展開だったな。」
野柳
「ええ!パイロットは勿論、そのコアもコアとしての天才だったと言わざるを得ませんね。」
池峰
「真の力は発動しなかったがな。」
野柳
「確かに。力の発動では無く、全てのダメージを自分が受け入れる事により勝利へと導き、結果パイロットは無傷です。」
池峰
「しかし、あのコアはもう使えまい。」
野柳
「ダメージの全てを請負ましたからね。」
池峰
「通常はパイロットを守る為に眼前の敵を殲滅させようという力が働くものだが、今回の差異は何だと思う、野柳。」
野柳
「彼女を彼女らしく戦わせたい…という願いのようなものでしょうか。」
池峰
「そんなものを持っていたと思うのか?」
野柳
「調べによればコアとなった娘は花立に憧れにも似た感情を持っていたようです。あるいはコアのパイロットに対する感情によって真の力もまた違った顔を見せるのでは…。」
池峰
「面白い仮説だ。」
野柳
「どうされますか。」
池峰
「しばらくの間花立は使用しない。愛情以外の感情を花立に持つもの、それらの動向を探れ。」
野柳
「了解しました。」
野柳
(全く…興味深い事ばかりだね。)