少女機械人形コーパス 第二幕
1月22日
午後03時18分
コーパス武器開発室
尾ヶ崎
「どうですか、木左木さん開発の方は。」
木左木
「順調です。東堂パイロットの方は本人の希望でこの刀状の刃物です。美希の…花立パイロットの方はライフルですね。」
尾ヶ崎
「花立さんとは?」
木左木
「あ、美希とはCエリアに住んでた頃、部屋が近くて。何度か話してるうちに仲良くなったんです。」
尾ヶ崎
「そうだったんですか。」
木左木
「あの…巳上主任と左文字参謀長は…。」
尾ヶ崎
「……。」
木左木
「すっ、すみません!私なんかが聞いちゃいけない事ですよねっ。それに、今の参謀長は土方さんなのに…私っ。」
尾ヶ崎
「木左木さん、気持は分かります。しかしもう左文字参謀長という人物はコーパスには存在しません。」
木左木
「……。」
尾ヶ崎
「…巳上主任は土方参謀長が責任を持って診て下さっているようです。ですから…。」
木左木
「そう…ですか。」
尾ヶ崎
「木左木さん…。」
木左木
「いえっ!そうですよね!私が心配したってどうしようもないんですよねっ!だったら自分の仕事をしっかりやらなくっちゃ!」
尾ヶ崎
「…頑張りましょう。」
木左木
「はいっ!」
作品名:少女機械人形コーパス 第二幕 作家名:有馬音文