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少女機械人形コーパス 第二幕

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花立
「苛めてるつもりは無いんだけど。いつもそうやってその子に話かけてるの?」
尾ヶ崎
「…はい。」
花立
「楽しい?」
尾ヶ崎
「バルちゃんは…人工知能により毎日色んな事を独自に学習していくんです。作ったのは私かもしれませんが、一つの生命と同じなんです。」
花立
「そっか。」
尾ヶ崎
「それに、バルちゃんは情報処理の能力もすっごく高くって。今は私の方が教えてもらう事も多いんですよ。」
花立
「へぇ〜。」
尾ヶ崎
「…花立さんみたいな綺麗で明るい人から見たら、私なんて地味で暗くておまけに自分で作った電子ペットと会話してる寂しい人間かもしてませんけど、私は」
花立
「あははは!参謀全然地味じゃないじゃん。自分で電子ペット作っちゃうなんて、かなりパンチきいてるよー。」
尾ヶ崎
「かっ、からかわないで下さい!」
花立
「いや、そういうつもりじゃないんだけどね。だってスゴイじゃない。暗いとか言ってごめんねー。」
尾ヶ崎
「いっ、いえっ。あのっ。」
バル
『イイヤツ?イイヤツー?』
花立
「美希様とお呼び!」
バル
『ターゲットヲミキサマトシテニンシキ。トウロクシマス。』
花立
「うぉっ。」
バル
『ミキサマヨロシク!』
花立
「おー!すっごいねー!こんだけ賢ければ、そりゃ色々相談しちゃうよね。」
尾ヶ崎
「!きききき聞いてたんですかーっ。」
花立
「かなり前から居たって言ったじゃん。」
尾ヶ崎
「ああああああああ。」
花立
「確かに、東堂の態度は冷たいよねー、うん。」
尾ヶ崎
「ちがっ、違うんです!」
バル
『クミコノミャクハクニミダレヲカクニン!クミコダイジョウブカ?』
花立
「これは恋の病だよー。登録しとけバルー。」
バル
『コイノヤマイデケンサクチュウ…ニンショウチュウ…。』
尾ヶ崎
「バルちゃん!いいのよ!いいのっ!」
花立
「あはは!」
尾ヶ崎
「花立さん!」