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「さあ、そーくん、一緒に学校に行こう！」
みーたんがノリノリで言ってきた。
道が全然違うし、何よりも学校の奴に見られたら面倒になる。そう考えて、俺は冷静に
「いやいや、通学路が全然違うじゃん」
と言ったが、みーたんもなかなか折れない。
「それでも〜！一緒のとこはあるじゃんか〜！」
そう言い寄ってきた。
つい、
「いっしょに歩いてると恥ずかしいんだよな〜」
と言ってしまった。
やばい、言い方が悪かった。
”いっしょに歩いてると恥ずかしい”ではなく、”いっしょに歩いてる所を見られると恥ずかしい”だ。
しまったと思い、みこのほうを見た。
しかし、みーたんが表情を変えてないところをみると、大丈夫だったようだ。よかった。俺の迂闊な発言で傷ついてしまったかと思った。
結局、みーたんと一緒に登校はしなかった。