小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

だが、そのまことくんがここ２、３日しょんぼりしているのだ。
おかあさんは、大好きなオムライスとビスケットの浮かんだクリームスープを作った。
「今夜のはどう？」
「おいしい」
「そう、良かった。でもほっぺが笑ってないぞ」
「うん･･･」
「ははぁー。体育会のダンスに好きな女の子とできないからかな？」
「ちがうよ。･････」
おかあさんは小さな心を痛めているまことくんに話が聞きたい。
「まこと。さっきのスープにおかあさん『おしゃべりの粉』を混ぜたんだよ。お話したくなってきたでしょう」
しょんぼりしてしまったまことくんがぼそりと話した。