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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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上田美佐子は実によく働いてくれた。
美貌もあって展示会では彼女ばかりに客がついてしまう。前から居た2人の販売員の額は落ちてしまった。
上田はそんな先輩に売り上げを譲っていた。2人ともそれ以来彼女に一目置いた。
展示会の最後の日はどうしても後かたずけで遅くなる。
上田は最終電車に乗り遅れてしまった。
「すみません電車に乗り遅れてしまいました。どこかホテル予約取れますか」
吉村に電話が入った。
「待っていて、迎えに行く」
まだ吉村は1人店に居た。
駅に着くと上田は直ぐに解った。兎に角よく目立つ。
吉村はクラクションを軽くはたいて合図した。駐車禁止である。
彼女はかけって来た。歩道の段差を降りるとき転んだ。
吉村は慌てて車を降りた。彼女は立ち上がっていた。
「あわてなくて良かったのに、大丈夫か」
「はい」
とにかく車を出した。
吉村は馴染みのホテルに車を着けて。
予約はしてないが何とかなるはずである。最上階の701号室がとれた。
夜景が良く見える特別室である。一泊素泊まりで3万円である。ほとんど平日は空いている。
作品名: 作家名:吉葉ひろし