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墨田君が、イタリア兵”ファルガス”と出会った頃、忍部隊は悲しみにくれていた。
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クソッ！クソッ！クソッ！クソッ！
鬼畜米英め！鬼畜米英め！鬼畜米英め！！！！
おいらは・・・・おいらは絶対にお前らを許さない。
よくも仲間を殺したな！！
もう、動けない奴らばかりだったのに追い討ちをかけるように撃ち殺しやがって！
挙句の果てに守っていた仲間に火までつけやがって・・・・
おいらがいない間になんでこんなことになっちまったんだ！！
おいらがもうちょっと早く着いていれば！
おいらがもうちょっと早く走っていれば！
おいらが休まずに帰っていればこんなことになんかならなかったのに！！！！！！
おいらは・・・・ひとりぼっちだ・・・
ひとりぼっち・・・・・ウゥゥゥゥ・・・・
やだよ・・・やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ！！
おいらだけをおいていかないでくれよおおおおおおおおおおお

忍部隊ただ一人の生き残りである瓔（やん）の周りは、
すでに息絶えた仲間の死体のみだった。