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番外編その参 その時他の部隊は---

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源五郎君が入隊した頃、【銃剣部隊】は名もわからない国の国境へといた。
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「なに?!とうとう6地区まで?!」
部下はその伝令に言葉をなくした。
「とうとう残るはこの第一地区部隊のみとなった。」
ザワザワとし始めるが、隊長は険しい顔のままだった。
「ここで俺はお前たちに選択肢を与える。」
「選択肢ですか?」
「ここで自害をするか、一人でも敵兵を殺すか、どちらかを選べ。」
「!!!!」
「猶予は明後日にする。それまで自分自身で決めろ。以上だ。」
兵士は次々と散らばって話していた。
うつむいたまま立っている少年”麗介”に、ひとりの兵士が近づいてきた。
「なぁ、麗介はどうする?」
「・・・俺は・・・・まだ、考えがまとまらねえよ。」
「・・・・・俺は先に行くね。」
ザシュとその兵士は腹を切って死んだ。
「あ・・・・あ・・・・・」
麗介は死んでいく仲間を見て思った。

父さん、母さん、おれはどうすればいいんだ・・・・
自害をするか・・・・敵兵を殺すか・・・・
あぁ、俺は尊敬する太郎さんみたいに・・・潔く死にに行くことはできないのだろうか