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CROSS 第16話 『なぜ、CROSSは潰されないのか?』

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 CROSSが任務のために向かうのは、『FF界雲』の『第7世
界』という世界だった。少佐たちCROSSの多くは、その世界に
行くのは2度目だった。1度目は、CROSSではなく本隊所属の
将校や兵士という立場で、帝国連邦のエネルギー目当ての侵略戦争
の上陸戦だった。
 この戦闘で、少佐(当時、大尉)は多くの同じ世界の仲間を失う
も、少佐は自身の能力を発揮させることに成功した。少佐が発揮さ
せた能力は、辺りを漂っている魔力を集めて、それを何か注入する
ことができる能力だ。それにより、武器やコンピューターを一時的
にパワーアップさせることが可能になるらしい。少佐はその能力と
最新式のコンピューターアイを合わせて使えるようになり、魔弾を
確実にヒットさせることができるようになった。
 少佐はこの作戦で活躍したが、彼はひどい過ちを起こした。それ
は、巻きぞえによる民間人の死亡だった。彼は、辺りに我々記者が
いないことを確認していたようだが、私が空から観察していたこと
には気がつかなかったようだ。(第5話)



 それはさておき、少佐たちCROSSは、再びその世界に降り立
った。前回、彼らは攻める側だったが、今回は攻められる側だった。
帝国連邦所有の魔こう炉を守るために、彼らが投入されたのだった。
相手の目的は、この帝国連邦所有の魔こう炉を奪い、最新のテクノ
ロジーを入手することだった。
 相手は、CROSSが苦手とするモビルスーツまで投入してきた
が、彼らは対モビルスーツ地雷などを駆使して、なんとか防衛に成
功した。その後、陸軍本隊が到着し、少佐たちCROSSは、その
世界を後にした。(第6話)



 任務を終えたCROSSは、また司令部基地に着いた。今日、行
なわれた公聴会の実施が決定されたのも、このころだ。しかし、司
令部基地は、プラントのザフト軍に襲撃された後だった。「たまた
ま」通りかかったらしいレミリア・スカーレット氏の艦隊が、帝国
連邦軍の援護をしたため、最小限の被害で押さえられた。しかし、
その異次元空間一帯は、地獄絵図となっていた。
 普通なら、この出来事は1面に載せてもよさそうなものだが、実
は今になって申し上げるが、あのとき我が文々。新聞社は大混乱に
陥っていたのだ。強襲してくる悪魔連合軍は、軍人だけでなく、民
間人や記者まで無差別に殺していたのだ。そのため、現地の記者と
のコンタクトがどんどん途絶えていった。私の元には、転属願いや
辞表が次々と届き、職務放棄で逃げ出す者やキチガイになる者まで
いた。我が国が対策を取ってくれ、帝国連邦が体勢を整えるのが、
あと少しでも遅れていたとしたら、私は今、この特集記事を書いて
はいないだろう。
 この話はこれぐらいにして本題に戻る。CROSSは、悪魔連合
軍と戦うために、またすぐに司令部基地を出発した。
 少佐は、司令部で一騒動起こしたらしいが、前述の通り、それど
ころではなかったので、いずれ調べてみることにする。(第7話)