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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第九回・録】ムカムカパラダイス

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「ピーヨピヨピヨー」
「アホーバカーボケー」
「ホーホケキョ」
京助が言うと聞こえて来たのは鳥 (?)の泣き声をまねする聞き覚えのある声
「お引取りください」
ガシッと京助が閉めようとした窓を3馬鹿が掴んで閉めさせまいとする
「さーんばっかさーんッ!! おっかえんなさいッ!!;」
京助が歌いながら窓を閉めようとするのに対し
「えーいのさんちの京助君! こんごろすこっしへんよー!!」
南の歌にあわせて3馬鹿が京助とは逆方向に窓を引っ張る
「壊れますよ」
そんな光景を見ていた乾闥婆が冷静に突っ込んだ
「緊那羅がいないからってグレるなよー!」
中島が言った

ガラッ!!!

「ぉうわッ!!;」
京助がいきなり力を弱めたことで3馬鹿が揃って前のめりにコケた
「さすが旧知の仲といいますか…ばれてますね」
乾闥婆が言う
「ばかから聞いたぜ? 緊那羅帰ったんだって?」
坂田が言った
「あんやろ;」
京助が口の端を上げた
「お前って素直なのか素直じゃねぇのか今だわからねぇよな;」
中島が言う
「ソレが俺だ」
京助が胸を張って言った
「開き直んな;」
南がジャンプして京助の頭を叩いて突っ込む
「元気そうじゃん」
坂田が言う
「枕をぬらしてる儚げな姿でも想像してたのですかァン?」
京助が言った
「うぐっちゃんから聞いてたのはムカムカしてるお前のことだったからさーてっきりキレてるのかと思って様子見てたわけよ」
南が言う
「そういやばかは?」
さっきから話には出てくるものの姿が見えない鳥倶婆迦のことを京助が3馬鹿に聞く
「あー緊那羅迎えにい…」
中島がソコまで言うと今まで黙っていた乾闥婆が驚いた表情で窓枠に掴みかかった
「鳥倶婆迦が何ですって!?」
そして中島の胸倉を掴むや否や声を荒げて聞いた
「ど…どうしたよ乾闥婆;」
押しのけられた京助が乾闥婆に聞く
「鳥倶婆迦が緊那羅を迎えに行ったんですか!?」
ガクガクと中島を揺すって乾闥婆が更に聞く
「そうだって!; そうだからなしたんだよ!!;」
乾闥婆の手を押えながら坂田が言った
「…ッ!! なんてこと…」
中島の胸倉を離した乾闥婆が其の手を握り締めた
「…何か…ヤヴァイのか?;」
京助が恐る恐る聞いた