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32.楽しかったよ!!!(12/7) :夕陽菜


「なぁ、ちょっといいことあったんだけど聞いてくれるか?」
「お、聞く聞く」
「なんだよ、珍しいじゃん。で?」
「俺の部が今年の文化祭に参加してたの知ってるだろ? 防具着たり竹刀振ったりの体験が出来るっていう」
「面白かったぞあれ!兼部してもいいかなーってちょっと思ったもん」
「あー…悪い、僕行けなかった」
「いや、それは別にいいんだけど。で、その文化祭のときに例の子が来てくれててさ」
「……」
「あ、そういう話?」
「で、運良く俺がその子の指導役になったんだけど、終わってからその子に笑顔で『楽しかったよ!』とか言われちゃってさぁ…もう俺これからどうしよう」
「知らねーよっ!!付き合う前からノロケ話してんじゃねーよこのアホッ!!」
「ちょ、痛い痛い」
「まぁまぁ…それにしても、君も本気でその子のこと好きなんだねぇ。そろそろ告白したら?」
「いや、まだまだ。もっと用意周到に準備してからでないと…」
「あ、そう…」
「絶対失敗したくないからってそれはちょっと呆れるわ…にしても、こんだけ好かれてるのにまったく気づかない彼女も相当な大物だよなぁ」
「いや、俺が隠すのが上手いんだよ」
「言ってろ」