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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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さくら

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さくらは私の家に泊ることになった。
夕食を出しても味噌汁を呑んだだけである。
「遠慮しないで」
「はい」
と返事はしたが何も口に運ばない。
さくらは水は呑むが食事はしない。
3日過ぎても同じである。
偶然に娘がさくら餅を食べていると、さくらが
「そのお餅頂いてもいいですか」
と言った。
差し出すと、うまそうに食べ始めた。
さくらの絵が欲しいと注文が入った。
私はさくらに描くように頼んだ。
「4月になったら描きますから」
さくらはそう約束した。
客は催促の電話をしてくる。今は2月であるからそんなには待てないと言いだした。


作品名:さくら 作家名:吉葉ひろし