小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

INDEX|63ページ/89ページ|

次のページ前のページ
 


「ごめんなさい」
秋草はナース服のビールをあわてて拭いた。
青田は我に返ると、ばつの悪さを感じた。
「これから夜勤よ」
秋草は時計を見た。
由美とは同じ年なのに、外で働いているからなのか美しい。
容姿の美しさが、男の欲情を誘うのだろうか。
もしも、秋草が由美よりも容姿が劣っていたなら、青田は秋草を求めたであろうかとも考えた。
由美には失われた女の魅力を秋草は持っているのだ。それは容姿から来るものかもしれない。
焼肉店を出ると、秋草と別れた。
青田は由美への言い訳を考えていた。
仕事で出た青田をどんなに遅くなっても由美は待っていたのである。
結婚してから1度も寝てしまった事は無かったのである。
青田はそんな由美を愛おしかったのも事実である。
 
作品名: 作家名:吉葉ひろし