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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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秋草から青田に電話が入った。午後8時を過ぎていた。
調度3人で食事をしている時であった。
由美には仕事の打ち合わせと言い、食事の途中で、秋草の指定した焼肉店に向かった。
店員に尋ねると予約の部屋に案内された。
秋草はまだであった。5分も待つと秋草は来た。白いナース服のままであった。
「ごめんなさい。どうしても相談に乗っていただきたくて」
そう言って秋草は話し始めた。
秋草の話は、森田進路指導部長が、秋草を本気で愛してしまったと言うのである。妻子も有りながら離婚して結婚をしたいと言い始めたと言うのである。
「私は、結婚してもいいかなと思っているのだけれど、それでは悪女になるわね」
「金だったら何とかするよ。妻子があるのに可哀そうだよ」
と言いながら、青田は自分の立場を考えた。
同じである。
作品名: 作家名:吉葉ひろし