小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

INDEX|58ページ/89ページ|

次のページ前のページ
 


北野はそう言って、セスナ機を大きく旋回した。
身体が放り出されるような感じであった。
「怖い」
幸子が声を出した。
「初めての経験は大切なのよ、2度目はそれほど怖く感じないか、死ぬほど怖くなって飛行機が嫌いになるかだわ」
北野は
「お医者も同じよ」
と言葉を付け加えた。
幸子はなにもしないうちから嫌いだの怖がっていても仕方ないと感じた。
「もう一度お願いします」
「墜落してしまうかもよ」
「信じてますから」
「ありがとう。大切な言葉だわ」
北野は幸子の注文におおじてくれた。
もし墜落してしまえば命は無いのであるが、幸子は初めて会った北野の操縦を信じられた。
作品名: 作家名:吉葉ひろし