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郷田三郎(G3)
郷田三郎(G3)
novelistID. 29622
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マイクロ・バン

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 あれから一ヶ月。
 もうすぐ冬がやって来るけど、以外と僕の心は温かな気分で一杯だった。
 あれが不可抗力であった事を理解している綾香は、返してくれそうに無い手紙を少しだけ気に入ってくれたみたいで、以前の様に皆で行動する時にも前とは少しだけ立ち位置が違っている気がする。
 つまり僕の近くに居る事が多くなった。
 今となってはあのマイクロブラックホールが消えてしまったのが少し残念な気がするけど、きっと無い方が良いのだろうと僕は思っている。


 おわり

      2011.1.29

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 すみません。時間が無かったので第一稿のまま推敲してません。
 中学生の一人称としては口調が固い気がするとか。。。
 次回はもっと早く書き始めようと思います。(口だけの様な気もするけど)

 この頃、ハッピーエンドを書きたいと切望しています。
 切望しているからこそチグハグになっている気も。

 原稿用紙27枚

 中学生の頃だと思うが、小松左京先生の「ゴルディアスの結び目」という小説を読みました。
 当時の私にはなかなかエグい作品でしたが、素晴らしい短編集です。
 表題作は心に傷を負って眠り続ける少女が自ら作った巨大質量の虚無の中に落ちてゆく話しです。
 この話しに出てくるブラックホールもそんなものの一つだと考えています。
 

作品名:マイクロ・バン 作家名:郷田三郎(G3)