KILLER LAWSUIT
「みんな、聞いてくれ俺から提案がある。」
みんなはすぐに松尾の方を向き静かになった。
「うすうす気づいてるとは思うがこの施設の中で殺人が起きるかもしれない。でも焦る必要はない。警察だって黙ってないだろうし待っていればなんとかなる。だから殺人をするなんて考えはやめてくれ。あと念の為だがこれから行動するときは一人で行動せず必ず三人以上で行動してくれ。」
「まぁ確かにそっちのほうが安全かもな。」
みんなは意外にすぐ納得してくれた。
昼食を終え俺はまた武田、松尾と行動することにした。
「まだ一階が調べ終わってない。調べに行くぞ。」
「一階にも調べるようなところがあるのか?」
「あぁ緑の扉と白い扉がある。」
「すごく気になるな。」
三人はさっそく一階を調べることにした。
「がんばってるねー」
ふと前から声がした。見たことのない顔だ。
「誰だか知らないが単独行動は避けろよ。」
松尾はきつい口調で返した。
「別に人殺したりしないよ?」
「殺されるかもしれないと言っているんだ。」
「ああそう?」
「一応聞いておくが名前は?」
作品名:KILLER LAWSUIT 作家名:pawa2012