KILLER LAWSUIT
と上に書いてあった。周りを見るとあの男が小さな箱を開けていた。
「おい、これ見てみろよ凶器の書いてあるカードがたくさんあるぞ。」
「雄輔も見てみろよ」
武田も口を開く。
俺は武田の持っていた小さな箱からカードを一枚取り出しそれを確認した。
【no5 ハンティングナイフ Stabbing Death】
【獣を狩るのに必要な鋭さ軽さを兼ねそろえた殺人アイテム。持っているだけで相手を威圧することが可能。狙うは心臓のみ。】
【内申点 50点】
文の他に凶器の写真も掲載してあった。カードゲームのカードみたいに。
「どうやらこのカードをここに差し込めば凶器が出てくるみたいだな。」
「おいおいやめろよ?」
「冗談だよ。俺は人を殺したりしない。しかしこのゲームは気に入らねぇな。」
続けて男は話し続ける。
「このゲームでは誰かが殺人を行わない限り絶対に脱出できないようになってる。だからいずれ誰かが殺人を行うだろうな。」
「あぁそうだなとりあえず今日はほかのところも調べよう。ところで名前聞いてなかったな。」
「松尾洋一だ。」
「そうか俺は上野雄輔だ。」
「俺は武田。武田五郎。」
自己紹介が終わり3人は青いドアに向かった。
作品名:KILLER LAWSUIT 作家名:pawa2012