KILLER LAWSUIT
見たことのない顔だった。いやただクラスが違うだけなのだろうが。
「あぁそうだどうかしたのか?」
「ちょっとこのゲームについて詳しく調べないか?ルールブック読んだだろ?」
「この施設を回るということか?レンタル室とか」
「さっそく知ってるようだな。」
「まぁ少しはな。よしじゃあレンタル室に行ってみるか。」
上野は武田も呼んで地図を見ながら二階のレンタル室へ向かった。
「なぁあの女子は何してるんだ?」
その目の前には扉の前で怯えている女の子がいた。
「あぁあいつは俺のクラスの白石だよ。純粋な奴だからこんなことに巻き込まれてショックなんだろうな。」
「ふーん」
そして三人は重々しい赤いドアの前に来た。このドアは来てすぐの時にも見たが純粋な赤というより明らかに血のような赤黒い色をしている。おそるおそるドアを開けてみた。
普通の部屋と同じぐらいの大きさをした部屋に大きな機械と小さな箱があった。
その機械には差し込み口のようなものが2箇所あり
『起訴状差し込み口』
『凶器カード差し込み口』
作品名:KILLER LAWSUIT 作家名:pawa2012