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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第九回・四】くり・栗・みっくす

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「…だから…見てるなら手伝えっちゅーん;」
京助が制多迦めがけてイガ投げるとソレが制多迦の頭に乗っかった
「…たい;」
イガを取って頭をさすりながら制多迦が言う
「コレはいてんで剥き剥き」
坂田が制多迦に軍手を差し出しながら言うと制多迦が少し前のめりになる
「ハイ起きる」
そんな制多迦の頭に後ろから矜羯羅がクロを乗せた
「…んがら;」
頭の上のクロを押さえながら制多迦が矜羯羅を見上げた
「お前いつの間にきてんだよ;」
京助が矜羯羅を見て言う
「今だけど…何コレ」
矜羯羅が京助の手の中のイガ栗を見て顔をしかめた
「栗」
坂田と京助がハモって答える
「…ニじゃないんだって」
制多迦が頭にクロを乗せたままヘラリと笑って言う
「ウニ? 何ソレ」
矜羯羅がしかめっ面のままで制多迦を見た
「ウニってのは~こう…トゲトゲOK? あ~ン…栗!! え~…イガイガOK?」
坂田が何故かエセ外国人に出くわしたときにするような口調で説明する
「…わかんないよ」
矜羯羅が言う
「だーかーらー; …ちょっと待ってろ」
京助が立ち上がり和室に入っていくと紙とペンを持って戻ってきた