税金裏話～所得税
私が、１００万円の自費治療を受け（病名は、そうですねえ、救いようのない自覚なきお馬鹿病、にしましょう。以下Ｂ病とします）たとします。
国がＢ病を保険治療行為と認定した場合、国は、７０％すなわち７０万を負担します。私は３０万の負担です。
私の税負担率を３０％としましょう。
※ここで、声を大きくして言います。会計事務所は、給料が案外少なく、実際に私は３０％も負担しません。みなさんで、私の勤務先に、ぜひもっと、給料を上げてやるように、所長宛にメールいただければ、本当に最上の幸せです。※
私の税金は、３０万×３０％＝９万安くなります。
国の実質負担は、７０万＋９万＝７９万です。
一方、Ｂ病は自費のみとしか認定しない場合、私は、１００万円負担します。
私の税金は１００万×３０％＝３０万安くなります。
※重ねて言います、３０万も納税していません。※
国の実質負担は３０万円です。
しかも納税２０万の場合、２０万―３０万＝１０万円 が戻るのではなく、０となっておしまいのため、国の実質負担は上限で３０万なのです。
いわば、保険治療の認定を認めないことは、保険も福祉目的税である以上、隠れた増税なのです。