税金裏話~所得税
保険料控除
生命保険料・地震保険料を支払っている場合、税金(ここでは、所得税も住民税も含めます)が安くなることも、広く知られています。
なぜ、広く知られているのでしょうか?
また、以前は”地震保険料控除”でなく、長らく、”損害保険料控除”という名称で、通常の火災保険や傷害保険も対象であったことも、ご記憶でしょうか?
地震保険になって、傷害保険は税金安くなる対象ではなくなっていることも、認識されていますか?
それに、同じ保険なのに、なぜ自動車保険は駄目なのでしょうか、って考えたことはありませんか?
制度を鵜呑みにすることは危険です(いつのまにか増税になったりしているように)。
学校教育の丸暗記方式ではなく、なぜこのようになっているのか、常に考えていくことが大切です。
ここに提示した質問に対する回答は、おわかりでしょうか?
いやいや、教科書の回答でなく、もっと納得のいく回答のことです。
順番を変えて、広く知られている事実……みなさんの多くがいつ・誰から聞いたかです。
保険会社の宣伝・保険加入時点ではありませんでしたか。保険会社の営業マニュアルにもあるはずです。
では、この制度は保険会社のため――そうです!
銀行と同じく、護送船団方式で守られていましたから、かつては。
おい、ちょっと待て。まだ説明不十分じゃないか……そんな声が聞こえてきそうです。
保険といっても、かつて損害保険料控除の時には、確か安くなる上限が低かったのはなぜだ、と思われませんでしたか?
それには、理由があったのです。自動車保険が税金安くなる控除対象でなかったのも…
…簡単に説明できるのです。