税金裏話~消費税
(預金利息・支払利息)
利息は、消費税の課税になじまないから、と消費税は非課税になっています。
似たようなものとして、株式配当金があります。
配当金は、寄付金と同じく、”対価性”がないから、消費税課税対象外とされています。
利息との説明の違いが、わかりますか?
わからない方こそ、常識人です。これも、実は先にお話した株式売買と関連します。
盛んな株式投資イコール高額配当が見込まれた場合、消費税の非課税売上が全体の5%を超過したら……納税が増え、結果、株式売買を控えることになっては困りますね。
では銀行利息も、課税対象外…さすがに、理屈づけに無理がありました。
預金及び支払利息に消費税がかかるとしたら、預金の途中解約その他の事務処理があまりにも煩雑になります。それでは、適正な銀行業務に支障をきたすことになり、国際競争力も弱まるので望ましくない、との銀行業界の政治力により、非課税と決定されたのです。