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せき あゆみ
せき あゆみ
novelistID. 105
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ことばの雨が降ってくる

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*ちょっと不思議なことと偶然と*



ワタクシは作品の舞台に、当然自分の住んでいる町を使っています。
実家のある地区のことを書いた“おばあちゃんのカレーライス”で、ちょっと不思議な出来事がありました。

この作品は《つのぶえ》という児童文学の同人誌が主催の公募ですが、掲示板でほかの二人の仲間と応募しようといって応募したものです。
しかも、3人がそろって入賞した記念すべき作品でもあります。

ワタクシはこの作品のなかに、自分の父親を「おじいちゃん」として登場させました(父はワタクシが20代の頃亡くなっています)。
実際の父はオートバイに乗りませんでしたが、作品では乗っているという設定にしていました。

つのぶえに応募して2ヶ月、そろそろ入賞者が発表になる頃、たまたまワタクシ実家に行きました。
そのとき母が、死んでから一度も夢にでてきたことのない父が夢にでてきたと言ったのです。
驚いたことに、その夢の中の父はオートバイに乗っていたというではありませんか。

その1日か2日後、つのぶえの発表があり、入選者の中にワタクシの名前があったのです。

この不思議な偶然は、父がそっと教えてくれたのかなと、思わずにいられませんでした。

もう一つ“しんせつ保険”は、JOMOの童話集『童話の花束36号』に載りました。
それから2〜3年後まで応募は続けていたものの落選していて、作品集だけが届いていました。

新しい作品集が届いたことをブログに書いた時です。
ライコスの仲間の一人が、このワタクシの記事を読んだその日、自宅のテーブルの上にJOMOの童話集があるのを見つけたというのです。

それも、ワタクシの作品が載っている36号が。

ええ〜〜!?
最新号ならいざ知らず、何年か前の号。
しかもよりによってワタクシの作品が載っている号とは。

あまりの偶然におかしくて笑ってしまいました。
本名と年齢がばればれやん(^^;)