キミと一緒!
「買い物いって来るね」
「「何だって!!??」」
「だから・・・・買い物に行って来るの」
まぁ・・・夜だしね・・・・心配?はするか・・・
心配?
「し、心配・・・してるの?」
「当たり前だろ!!弟がしかも、女の子みたいな顔をしてるんだからさ・・・夜道に一人じゃ・・・・・
うあぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!
「!?」
「あ、大丈夫、いつもの事だから」
「いつも・・・」
いつもあるのかよ・・・・
「あ、そうだ!」
「どう、したの・・・?隆樹君・・・」
「その買い物・・・・一緒に行っていいかな?」
「俺は・・・・構わないけど・・・」
「ホント!?じゃ、待ってて」
―5分後―
「だーかーらー嫌だって!!」
「仕方ないでしょ!!たまにはいいじゃん!!」
「俺は、学園祭以外は着ないーーーーー!!」
「さぁ、来て頂戴?」
「うっ・・・」
―10分後―
「おぉ!!」
「っ///////////」
~~俺は何をしてんだ!!!買い物如きで・・・
「女装って・・・・」
「似合う、似合う」
「か、可愛い・・・よ?」
「褒め言葉じゃ・・・ないっ!」
「さ、買い物に行こうっ♪」
「え?まさか、この格好で!?」
「まさかの・・・・まさか」
「いやだぁぁぁぁぁぁ!!!!」
こうして俺の、ドキドキ☆初の女装買い物が始まった・・・
「ねぇ、朱莉君?」
「な、何」
「どうして、僕の後ろにくっついて歩いてるの?」
「は、恥ずかしいから・・・!!」
俺は今、女の格好を(強制的に)しています。
「あ、女の子の格好をしてるんだから・・・・女言葉で喋ってね♪」
「なっ・・・・・」
「・・・・・そこまでしなくても・・・って、顔してるね」
「!!」
ちっ、バレたか・・・
「・・・・・わかった。女言葉で話すよ」
「凄く言葉の中にドスを感じるな・・」
「気のせいだよ。・・・・・・・・・・・・・・・・・きっと」
(ヤバイ、可愛過ぎる・・・)
「何か言った?隆樹兄?」
「ううん。何も言ってないよ」
「あれ?紀娑ちゃんじゃない!!」
「??」
だ、誰だ!?この女の人は・・・
「お疲れ様です、薺さん」
なずな・・・?聞いたことないな・・・ってか、隆樹兄の事を紀娑って・・・・」
「あら?この小っちゃい子は?」
「あぁ・・・この子は・・・」
「妹だよ。妹の・・・沙紀ちゃん」
朱莉じゃ・・・ない?しかも隆樹あにと名前がそっくりじゃん・・・
「よろしくね、沙紀ちゃん」
「よ、よろしくお願いします・・!!」
「それでは、失礼しますね」
「えぇ、気をつけてね」
「さ、さよなら・・」
「あぁ、気にしないで。職場の先輩だから」
「え?あ、う、うん」
「それじゃ、気を取り直して行こうか」
「あ、うん」
って・・・
このやろぉぉぉ!!!まだ続くのかよこのくだり!!!ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!!!
※すみません!この話しのくだりはオチがないなと思い、新たな話です!!すみませんでした!