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淺香 悠衣
淺香 悠衣
novelistID. 32080
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キミと一緒!

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「えー、んじゃ、僕から言うね・・・長男の日野有利です。よろしくね!趣味はナンパですよ!恋愛のことなら任せなさい!!」
趣味がナンパって・・・まぁ、明るい性格の人だな・・・
「え、えっと・・・次男の日野利句です・・・お願いします!!話すのが苦手だけど、頑張るねっ・・・!」
確か、人見知りなんだよね。まぁ、俺も軽くそうなんだけど、普通に話す分にはいいかな?
「三男の日野隆樹です。よろしくね?勉強のことなら僕に聞いてね?」
勉強が得意なんだ・・・聞こうかな・・・
「四男の・・・日野春樹だ。年が近いから何かあったらすぐに言えよな?10秒で片ずけてやるからな」
!?何ですと・・・!?何かあったら、言おうかな・・・?
「じゃ・・・次は、君の番」
「あ、はい。えっと、今日からこの家に住むことになった・・・日野朱莉です。まだ不慣れですが宜しくお願いします」

「・・・もう挨拶したんだから・・・飯にしよーーぜーーー」
「そうだね」

「俺が作りますよ?」
「いいの(かっ!?)!?」
「は、はい」

「腹減ったぁーーー」

「そ・の・ま・え・に♪」
『?』
「朱莉君、敬語は言っちゃダメだから」
「えっ?ど、どうして・・」
「僕たちは兄弟。そりゃぁ、住んでいた時間が違うけど・・」

「もし、敬語で話したら・・・」
「話したら・・?」

「襲っちゃうから♪」
「?はぁ・・・」
「されたくなかったら、敬語で話さないこと!分かった?」
「はい。!!!じゃなくて・・・う、うん」

「よく出来ました♪」
ニコっと微笑む有利さん。

亜佐美さん・・・俺、大丈夫かな・・・?




冷蔵庫には、キャベツ、人参、卵・・・ホント、毎日何食べてんだか・・
「冷凍庫には、アイス、ミックスベジタブル、ご飯・・・はぁ・・」
何作ろう・・・・・・チャーハンかな?醤油とかもあるし。

「あ、あの・・・僕も手伝うよ」
「え?あ・・・じゃぁ・・・お願いしま・・・「わっ!わわ!!!!」
「もがっ!!??」
な、何で口を塞がれているのさ!!
「ふ・・・・ど、どーじで・・・」訳:ど、どうして

「敬語、使っちゃ駄目・・・だよ」
「ふぁ、ひょーらっは」訳:あ、そうだった
「あ、ご、ごめんね!苦しかっよね!?」
「ぷぁ・・・・・い、いや・・・」

「そ、それで、何作るの?」
「冷蔵庫の中、全然ないのでチャーハンを作ろうかと・・・」
「ホントに!?いいの・・!?」
「あ・・・う、うん・・」
喜んでる・・・のか?

「じゃぁ、早く作らないとね!」
「あ、うん・・」

えーと・・・キャベツを切って・・・って・・・
「・・・・・・」
「あの・・・見られると調子が」
「えっ!?あ・・・ゴメンね!!」

「・・・・・・他の奴になんかに、取られてたまるか・・・」
「え?何か言った?」
「あ、何でもないよ。ただ、チャーハンが楽しみだなぁ・・・と、思って」
「そ、そんなに楽しみなの・・?」
「うん!!兄さん、皆で手作りの料理食べたのいつだっけ?」

!?そんなに聞くほどなのか!!
「あーたしか、5年とか・・・そんくらい前だったよな」
何ですとぉぉぉぉ!!???
「だから、チャーハンを作るって聞いたから嬉しかったんだ♪」
そ、そうなんだ・・・・・
「あ、じゃぁ・・・楽しみな利句兄さんに・・・卵を溶いてもらいましょうか」
「は、はーい!!」


「はぁ・・・・出来た・・」

結構早くチャーハンを作ることが出来た。

             だが
この量は・・・・・・なに?

チャーハン用(?)のフライパンが・・・5つ・・・
利句兄が言うには・・・
「1人1つのフライパンだよ☆」
無理だ・・・俺は作るのは得意だが、食べるのは得意じゃないんだよぉぉぉ・・・・!!


「朱莉君。これ、運んでいい、かな?」
「え?あ・・・うん。ありがと」
「ど、ういたしまして」

まぁ・・・悩んででても何もならない!!
『頂きます』

     ―10分後―
「う・・・もう、駄目・・・うぷ・・」
「まだ半分も食べてないのに、終わり!?」
「う・・・俺、あんまり食べないから・・・」
「仕方ないな・・・」

「・・・・・(もぐもぐと食べている)」
た、たたた隆樹兄が俺のチャーハン(2杯目)を食べている・・!!!??
「驚異の胃袋・・・」
「・・・・・・」
あれ・・?
「ど、どうしたの?利句兄・・・」
「え!?な、何でもないよ・・・!!」

何か・・・俺と隆樹兄を見てたような・・・
ま、いっか。本人が「何でもない」って言うんだし

「・・・・ご馳走様」
「あ、ありがとう・・・・」

とにもかくも!無事、夕飯は終りました。
・・・・明日、買い物行こう・・・



作品名:キミと一緒! 作家名:淺香 悠衣